佐太神社 (Sada-Jinja Shrine)



佐太神社

Sada-Jinja Shrine


島根県松江市鹿島町にある佐太神社は、壮大な大社造りの御本殿三社が特徴です。
三殿並立する現在の御本殿は、1980年に弊社創業者の石原幸吉にご縁をいただきました。その後1982年に「国の重要文化財」に指定されました。

平成に入り、文化庁の調査で社殿・神域の荒廃が発覚し「平成の大修復事業」として御本殿三社をはじめ諸施設の修復を行う事となりました。
御本殿三社は「国の重要文化財」であるため、全く同じものに仕上げることが求められることなどから当社に修復のご依頼をいただきました。修復にあたり最も注意した点は、鬼板の取り替えです。
この鬼板のつくりは非常に特殊で、微調整を繰り返しながら取り替えることができないため、作業は一発勝負、念密に計算し製作にあたりました。
そして作業当日、取り替えは一度で成功し、棟梁と共に胸を撫で下ろしたのを今でも覚えています。