大山寺 (Daisenji Temple)



大山寺

Daisenji Temple


天台宗別格本山 角磐山 大山寺は、奈良時代養老年間(約1,300年前)金蓮上人に依って開山されました。現在の本堂は火災により1951年に再建されたものです。大山寺のご住職とは、約30年前に当社が本堂の屋根を修復させて頂いたことがきっかけでお付き合いさせて頂いており、下山観音堂の修復、仁王門(山門)の造営をご依頼いただきました。

大山寺の修復・造営にあたり最も意識した点は、冬の豪雪にも耐える事のできる構造です。
1989年〜2018年の鳥取県の平均降雪量は148.4cm(参考:気象庁)で、鳥取県全域が豪雪地帯に指定されています。
そのため、約30年前に本堂の屋根を修復した際は、元々は杮葺(こけらぶき)であった屋根を、銅板葺(どうばんぶき)に変え、その軒先は弊社の独自の技術で豪雪にも耐える事のできる構造にしました。また、下山観音堂は雪の重さにより屋根が倒壊したことがあるため、鬼板を脱着式にして豪雪時には取り外し、屋根への負担を軽減できる構造となっています。

仁王門(山門)は、当社が設計から施工まですべて行なわせていただきました。
完成した仁王門は、本堂や下山観音堂に引けを取らない重厚感のあるものになったと思っております。